県庁所在地を走る1万人規模の都市型マラソンといえば、高い人気でエントリーするのにもひと苦労する大会が多い中、募集開始から1ヶ月経ってようやく定員が埋まるという不人気?ぶりが目立つ静岡マラソン。
好大会なのに今ひとつ知られていない静岡マラソンの魅力をお伝えします。
これが静岡マラソンだ!
コースは?
静岡市中心部の駿府城公園をスタートし、市内を抜けて海岸線へ。ゴールは静岡市清水区の駅前というワンウェイコースです。
2017年大会からは、それまでの3大会と比べ多少コース変更されています。
30Km前後のつらい時期に、直線を数度折り返す久能海岸セクションの折り返しがなくなり、かわりに序盤の静岡中心部コースが駿府城公園の東側に広がりました。修行とまで言われたあの折り返しがなくなって、喜んでいるランナーは多いことでしょう。
全体的にアップダウンは少なく、後半は下り基調なので非常に走りやすいコースなのではないでしょうか?
静岡マラソンの魅力
なんといっても富士山を望む景色の良さ!と言いたいところですが過去3大会はいずれも天気に恵まれず富士山が見えたことはありません。
2017年大会ではじめて富士山をみることができました。(2018.2.13 追記)
他には都市部を走る部分が多いので、沿道の応援が多く励みになること。またエイドでは静岡おでんや特産のいちごが出されるなどの楽しみもあります。
私のような遅いランナーにはあまり関係ありませんが、記録を狙うランナーにとっては走りやすい高速コースというのも魅力でしょう。
宿は?
スタートが8時20分とちょっと早めなので、近郊以外のかたは宿泊が必要となります。静岡駅前周辺はホテルが少なく、イベント時などでも困ることが多いのですがそんなときは近隣の焼津や藤枝などで探すと意外と空室をみつけることができます。
駐車場は?
大会側が用意する駐車場はありません。会場近くの公共駐車場を利用するしかありません。
またスタートとゴールが別の場所なので、スタート地点の静岡駅付近に駐車してしまうとゴール後に電車などを使って駐車場まで戻らなければなりません。清水駅から静岡駅までシャトルバスを走らせてくれればいいのですが、そういうサービスはありません。
参加賞・完走賞
参加賞は機能性ソックスとパワーテープです。
完走賞は完走メダルとタオルです。静岡のフルマラソンの大会で完走メダルをくれるのは静岡マラソンだけです。タオルは完走者用とリタイヤ者用とでデザインが異なります。
なぜ人気がないのか?
5時間半という微妙な制限時間が初心者の参入を多少阻んでいるような気もしますが、それだけでもなさそうです。市をあげてマラソンを盛り上げようという雰囲気があまり感じられないのも原因かも。
「静岡マラソン」と検索すると「地獄絵図」とサジェストされるんですね。これも人気のない原因かも。地獄絵図だったのは2011年に開催された「新東名マラソン」のことで静岡マラソンとはコースも主催者も全く違うのでご安心を。私も新東名マラソンを走りましたが、ホントにあれは地獄絵図でした。もう一度いいますが、静岡マラソンは全くの別ものです。(2017.1.29追記)
静岡マラソンは、もっともっと人気大会に育ってもらいたいですね。
さて、激遅ランナーなりに2017年静岡マラソンのレースプランも立ててみました。(2017.3.4追記)
どんなレースになるのか?楽しみです!!
2017年静岡マラソン完走記(2017.10.11追記)
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