第25回ふじえだマラソン
2018年3月11日、静岡県藤枝市の山間部「瀬戸谷」を舞台に開催された「ふじえだマラソン」のハーフマラソンを走ってきました。
ハーフマラソンの参加人数は500人ほど。以前、昨年の様子も記事にしましたが(下記参照)
のどかな山間部を走る、高低差300mの坂が売り物のマラソンです。
制限時間は2時間30分。19km地点に関門があり関門制限時間は2時間10分です。
私のような激遅ランナーにはかなり厳しい時間設定。遅いなりのこのコースの走り方はこんな感じ。(下記参照)
ハーフマラソンの他には3km(ジョギング/ペア)、5km、10kmのそれぞれの部門があり、子供から家族連れ、高齢者まで幅広い年齢層が楽しむ事ができる大会です。
スタート前には無料のテーピングサービスなどもあり、ランナーに優しい大会です。
昨年までは無料の荷物預かりサービスがあったのですが、今年は移動式コインロッカー(200円)に変わってました。
さてハーフマラソンスタート前。500人ほどなので混雑もせず割り込み等も無縁のほのぼのとした雰囲気です。圧倒的に男性が多く女性のエントリーは50名ほどでした。
開会セレモニーでの地元の国会議員や県議会議員、市議会議員さんなど偉い人の挨拶も短くて好感がもてます。
タイム計測はグロスタイムのみ。人数も少ないのでスタートタイムロスは最後尾のランナーでも数十秒ほどだと思います。
スタートは9時。号砲とともに走りはじめますが殺人的なコース故か、まわりのランナーは速い人ばかり。それに惑わされず自分のペースを守って走るのがこのマラソンの攻略ポイント。
とにかく急坂が現れる7km付近までは、緩やかな上り坂を1キロ6分40秒くらいのイーブンペースで淡々と走り続けます。
沿道の応援はまばらではありますが小さなこどもからお年寄りまで熱心に応援してくれるので非常に元気を貰えます。
7kmを過ぎると本格的な上り坂があらわれ、ペースはガクッと落ちます。ここでの落ち込みをできるだけ少なくするのが完走への近道。と頭ではわかってはいるものの、あまりの急坂に心が折れそうになります。ここで歩いてしまうと完走はほぼ不可能。必死に走りました。7kmから頂上の折り返しまでの約3kmのラップは1キロ9分近くまで落ちてました。
前週の静岡マラソンほどではありませんが、気温は17〜18℃くらいと高め。そのためかペースが落ち気味です。
頂上の折り返しタイムは手元のガーミン230Jで1時間15分ほど。昨年のふじえだマラソンよりも2分程度遅いタイムです。ということは昨年19kmの関門通過が制限時間残り1分ほどだったので、このまま昨年同様のペースで走ってしまうと関門通過できないことになります。
幸い、来た道を戻るコースなので帰りは下り坂。これを利用してスピードアップをはかりました。それでも急坂は15km付近まで。そこから19kmの関門までは死に物狂いで走りました。気温が高くなる予報だったので塩分補給に気をつけ塩分タブレットを多めに携行していたのがよかったのか、足がつることもなくなんとか19kmの関門に到達。残り時間30秒で通過しました。
関門通過までは必死に走っているので写真を撮る余裕は全くありません。ようやく19kmを過ぎて1カットだけ撮影。前を走るランナーもまばら。後ろにも数人しかいませんでした。
19kmを2時間10分という関門の設定はちょっと厳しいですね。2時間15分でもいいのでは??
関門通過してからはペースを少し落としつつ完走。2時間24分弱でゴールイン。結果、昨年よりも数秒速いタイムでのゴールとなりました。ゴール後は地元の高校生たちがチップを外してくれます、ありがとう!!
完走証もすぐに発行してくれます。部門別、種目別の順位末尾が7の人には飛び賞がありました。今年も全くかすりもせず。
会場ではボランティアの皆さんによる豚汁と甘酒のサービスがあります。
豚汁はおかわりできるほど用意されていましたが、甘酒はすでに品切れでした。残念。でも豚汁は大変美味しく、汗で流れた塩分補給もしっかりできました。
走り終えたら近くの「瀬戸谷温泉ゆらく」へいくのも定番。大会パンフレットに無料入浴券がついています。炭酸泉あり、露天風呂あり、サウナありのいい温泉です。
ゆらくからは藤枝駅前までのバスが出ていますが、ふじえだマラソン参加者は大会パンフを提示すればこのバスに乗ることができます。うれしいサービスです。
ちなみにこのゆらくの前が19キロ関門。
来年はここをもう少し余裕で通過したいです。
ふじえだマラソンはすべてがちょうどいい具合にコンパクトな大会です。コースは尋常ではない坂道ですが、走りきった達成感は他の大会にはない特別なものがあります。
参加賞は大きめのスポーツタオルと紅茶でした。
最後に、どのくらいの高低差かというと下図のとおり。今回ガーミン230Jで計測した高低差です。
それでもペース配分を間違えなければ時間内完走は可能です。
来年ももちろん走ります!
コメント
いつも楽しく拝見させて頂いております。私も本日のふじえだマラソン、ハーフに参加しました。スタート前の写真に私の後ろ姿が写っており、嶋田さんがすぐ後ろにいらっしゃるとはびっくりしました。 自分も7キロ手前からの激坂で大ブレーキ、その後も脚が残っておらず、かろうじてゴールしました。
次回はしまだで初フルに挑戦予定です。嶋田さんのコース分析を参考にさせて頂き、完走を目指します!お会いできたら、お互い頑張りましょう!
あんな激坂なのに、下りの爽快感とゴールしたあとの達成感は格別ですよね!
しまだ大井川でのフル初挑戦、がんばってください!
私もスタート前の写真に後姿が写っていました。感激しました。藤枝市民でありながら、今回初めてハーフマラソンに参加いたしました。出場する気にさせたのは「あの激坂を再び攻略できるか」の一連を読ませていただいてからです。おかげでモチベーションが上がって練習でき、完走することができました。ありがとうございました。 次は焼津港マラソンで再会したいです。
拙文が少しでもお役にたったなら嬉しいです!
焼津みなとマラソン、がんばりましょう!